不妊症の原因と治療

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子宮奇形とは?

子宮奇形とは女性の5%程度に見られる、先天性の子宮の奇形のことをいい、決して珍しいものではありません。

 

子宮奇形によって不妊の原因になることもありますが、子宮奇形のある女性において、約80%は妊娠が成立し、約50%が妊娠を継続して出産が可能といわれています。

 

子宮奇形の検査

 

子宮奇形の検査は、子宮の内部を調べる子宮鏡検査や子宮卵管造影法、子宮の外観を調べる超音波検査、腹腔鏡検査やMRIがおこなわれます。

 

自覚症状はなく、目に見える場所でもないので、ブライダルチェックや不妊検査、妊婦健診で判明することがほとんどです。

 

子宮奇形の原因

 

子宮奇形が起こる原因としては、母体のお腹の中で成長する過程で、ミュラー管と呼ばれる2つの管状の臓器がひとつになるのですが、その融合がうまくいかないと子宮奇形となります。

 

融合がうまくいかない原因は不明で、先天性子宮奇形とも呼びます。

 

子宮奇形の治療

 

子宮奇形には様々な種類があります。程度が軽いものは自然妊娠も可能ですが、重度の子宮奇形の妊娠は困難です。また、流産や早産を招きやすかったりします。そのような場合は、不妊期間や奇形の種類や程度を考慮し、子宮形成術をおこないます。

 

重複子宮とは、独立した子宮がふたつある状態で、不妊や流産の原因にもなりやすいのですが自然妊娠の可能性もあるので、そのまま様子を見ることが多いです。膣も重複している場合は、膣中隔を切断する手術をおこないます。

 

中隔子宮とは、子宮の形は変わりませんが、子宮の中に壁ができていて、がふたつに仕切られている状態で、習慣流産になりやすい傾向にあります。開腹せずに子宮鏡で手術できるので、手術を行うことが一番多い形です。

 

双角子宮とは、子宮が二つに分かれていることをいいます。双角子宮はその形状により2種類にわかれ、1つの子宮の中に2つの内腔、2つの子宮口があるものを双角双頚子宮、子宮自体がハートのような形をしていて子宮内腔がくびれていて、子宮口はひとつのものを双角単頚子宮といいます。

 

双角子宮が必ずしも不妊原因に結びつくわけではありませんが、流産、早産の確率が高まるといわれています。流産を繰り返してしまう場合は子宮形成手術をおこなうケースもあります。

 

弓状子宮とは、子宮の上部が弓のようにしなっている状態で、軽度のものが多い形です。妊娠や流産の影響が少ないので、様子を見ることがほとんどですが、他に原因がないのに妊娠しない場合は、中隔子宮と同じような手術をおこなうこともあります。

 

単角子宮とは、卵巣や卵管がひとつしかない状態で、手術で治すことはできません。しかし卵管や膣は正常のことが多く、通常は妊娠も可能です。

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