不妊症の原因と治療

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子宮内膜増殖症とは?

子宮内膜増殖症とは、子宮の内側を覆う内膜が必要以上に増え、異常に厚くなってしまう状態をいいます。

 

子宮内膜増殖症の症状としては、月経血量が異常に多い過多月経、生理とは関係のないときに出血する不正出血、無排卵、月経不順などの月経異常を起こすといった症状が現れます。また、出血量が増えるために動悸や貧血などの症状が現れる場合もあります。

 

内膜を構成する子宮内膜腺の細胞に異型がある場合には、子宮内膜異型増殖症と呼ばれます。構造上の持徴から単純型と複雑型に分けられ、細胞異型の有無が非常に重要です。

 

細胞に異形がない場合には、子宮内膜増殖症の癌化の可能性は低いと言われています。単純型子宮内膜増殖症と複雑型子宮内膜増殖症があり、がんへの進行は1〜3%と言われています。

 

月経異常によって自然妊娠の可能性は減少してしまいますし、症状の重さによっては、受精卵が着床することが難しい着床障害になる可能性があります。

 

子宮内膜増殖症の検査

 

子宮内膜が異常に厚くなっているかどうかは、超音波検査で調べることができます。ただ、細胞が正常か異型かどうかを診断するには、子宮内膜の組織を採取して検査する必要があります。

 

子宮内膜増殖症の原因

 

子宮内膜増殖症の主な原因はホルモンバランスの乱れにあります。

 

女性ホルモンのひとつであるプロゲステロン(黄体ホルモン)が欠如する、またはプロゲステロンが分泌されず、エストロゲン(卵胞ホルモン)のみ分泌されることで内膜が過度に厚くなり、子宮内膜増殖症を発症します。

 

脂肪の多い食生活や肥満などはホルモンバランスに関係してきます。冷えや疲れ、ストレスなどもホルモンバランスを乱す原因になります。

 

子宮内膜増殖症の治療

 

子宮内膜増殖症の治療は、ホルモン投与と手術治療とがあります。組織型、超音波などの検査所見、年齢などを考慮に入れて治療法を選択します。

 

異形がない子宮内膜増殖症は、自然に治ることが多いです。過多月経や不正出血のような症状がある場合には黄体ホルモンであるプロゲステロンの周期的な内服をおこないます。

 

無排卵になっている場合は、エストロゲン、プロゲステロンの配合剤の投与が効果的です。不妊症を伴う場合は排卵誘発などの不妊の治療を行うことが子宮内膜増殖症の治療になります。

 

異型がある場合は癌化する可能性を考えると、妊娠を望まなければ子宮の摘出が検討されます。ただし、年齢が若く、妊娠を望むのであれば、子宮内膜を器具で剥がす子宮内膜掻爬術での治療や黄体ホルモンを投与して子宮内膜を正常に戻すためのホルモン治療がおこなわれます。

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