不妊症の原因と治療

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卵巣機能低下症とは?

卵巣機能低下症とは、卵巣そのものの機能が衰えて、正常に働いていない状態を言います。卵巣の機能が衰えてしまい、正常に働いていないので、月経後に卵巣から分泌されるホルモンが分泌されず、排卵障害を起こします。

 

生まれつき卵巣の中にある、卵のもととなる原始卵胞の数が、加齢とともに減ってしまって起こりますが、中には20〜30代の生殖年齢でも、卵巣の機能が衰えてしまうことがあり、極端な場合は早期に閉経となる場合があります。

 

自覚症状は、無月経または稀発月経です。無月経になる前の段階として、ときどきしか生理が来ない稀発月経の期間があり、この段階ではすでに無排卵になっていることが多く、基礎体温は低温だけの一相性となっていることがほとんどです。

 

卵巣機能低下症の検査

 

脳下垂体からの性腺刺激ホルモン値を調べます。卵巣機能の低下により、指令を受けなくなった脳下垂体からの性腺刺激ホルモン、とくに卵胞刺激ホルモン(FSH)が大きく上昇していることで診断できます。

 

正しい診断をするには、腹腔鏡で卵巣の組織を採取して、原始卵胞の有無を調べることによって診断が可能ですが、実用的ではありません。

 

卵巣への自己抗体がある、染色体異常があるなどの理由で、卵巣の機能が衰えることもあり、自己抗体検査や血液染色体検査をすることもあります。

 

卵巣機能低下症の原因

 

なぜ卵巣の機能が衰えてしまうのか、はっきりとした原因は不明ですが、強いストレスが続いたり、先天的な病気や、過激なダイエット、冷え、喫煙、特定の薬(抗精神病薬や抗うつ薬)の長期使用などが原因ではないかとも考えられています。

 

また、甲状腺や副腎、筋肉などに対する自己免疫性疾患(甲状腺機能亢進症、アジソン病、重症筋無力症など)を持つ人に多いことが知られています。

 

卵巣機能低下症の治療

 

妊娠を望む場合は、卵巣に卵胞が残存していることが前提条件になります。性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)の投与による強力な排卵誘発療法で卵巣の反応を観察することが必要です。

 

ホルモン療法をおこなう場合もあります。一般的には、エストロゲンとプロゲステロンを周期的に投与するカウフマン療法がおこなわれます。通常の低温期に当たる時期に、卵胞ホルモン(エストロゲン)を投与し、高温期に当たる時期に、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)を投与して、下垂体を刺激し、排卵を起こす治療法です。

 

ホルモン剤を投与する方法としては、、錠剤を飲んで内臓から吸収させる内服法、皮下注射で体内に直接入れる注射法、湿布を貼り付けて皮膚から吸収させる貼付法の3種類があります。

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