不妊症の原因と治療

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過多月経、過少月経はありませんか?

月経血の量が多すぎたり、期間が長すぎる場合を過多月経といい、月経血の量が極端に少なかったり、期間が短く1〜2日で終わってしまうような場合を過少月経といいます。

 

過多月経とは

 

月経血の量が多すぎたり、期間が長すぎる場合を過多月経とよびます。だいたいの目安として、月経期間が1週間以上あったり、出血量が多くナプキンが1時間もたない場合、就寝時に大きいサイズの夜用ナプキンでも朝までもたず、夜中に起きてナプキン交換が必要な場合、3日目以降も量が減らない場合などが、過多月経に当てはまると考えてください。

 

ドロっとしたレバーのような血の塊が出ることはありませんか?ときどき小さなものが出る分には心配ありませんが、2〜3cm程の塊がたびたび出る場合は過多月経と考えられます。

 

また、出血量が多いために重度の貧血が現れたりすることがあります。

 

過多月経の原因

 

過多月経は原因によって機能性過多月経と器質性過多月経に分けられます。

 

機能性過多月経とは、臓器に異常があるわけではなく、ホルモンバランスが崩れることで起こるものです。通常は、黄体ホルモンの作用で、妊娠に備えて充実した子宮内膜が剥がれ落ちることで生理が起こりますが、排卵後の黄体ホルモンが異常分泌すると、子宮内膜が厚くなりすぎ、生理時の出血量が増えてしまうのです。

 

器質性過多月経とは、主に子宮の病気が原因となります。過多月経の原因として多いのは、子宮筋腫と子宮内膜症ですが、いずれも妊娠を妨げる可能性があります。

 

過多月経の治療

 

機能性過多月経の場合、ホルモンバランスを整えるためにホルモン剤や排卵誘発剤、ピルといった薬物療法をおこないます。男性ホルモンを使用して月経の出血量を抑える方法もあります。

 

器質性過多月経の場合、原因と考えられる病気の治療が先決です。もし子宮内膜症が原因で妊娠できないような場合、
子宮内膜症の治療は生理を止めたりするので長期戦です。

 

初期段階であればピルの投与などで治療できますが、ある程度病状が進行すると子宮の部分摘出や全摘出といった治療法になるため、早期発見早期治療が大切です。過多月経の疑いがある場合は、早めに病院を受診されることをおすすめします。

 

過少月経とは

 

月経血の量が極端に少なかったり、期間が短く1〜2日で終わってしまうような場合を過少月経といいます。

 

1周期の月経血の量が20ml以下を過少月経と考えてください。20mlと言われてもピンとこないと思いますが、大さじ1杯が15mlです。20mlというのは、おりものくらいの量しかなく、生理用ナプキンを取り替える必要もない程度です。

 

また、月経期間が短くなる過短月経が同時に起きることが多いので、生理が来たことに気づかないケースもあります。

 

過少月経の原因

 

過少月経の原因として、 子宮の発育不全や、卵巣ホルモンの分泌異常、甲状腺の病気などが考えられます。それ以外にも過度なストレスによる影響で女性ホルモンの分泌量が少なくなり、子宮内膜が十分に育たないので、生理になっても出血量が少なくなるのです。

 

これらは妊娠をさまたげる原因になる可能性があります。妊娠を望むのであれば、生理の異常は軽視できません。

 

過少月経の治療

 

過少月経の治療は、原因を確かめることから始めます。甲状腺の病気や子宮内膜炎の後遺症による癒着などが起きていれば、その治療をする必要があります。
病気などの明確な原因がなければ、排卵があるかどうかを調べます。排卵が起きていれば経過観察になることもありますが、排卵が起きていなければ排卵誘発剤やホルモン剤などを投与して正常な生理周期を取り戻していきます。

 

生理が正常にあってこその妊娠です。自己判断はせず、少しでも異常があれば受診してください。

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