不妊症の基礎知識

スポンサードリンク

妊娠の仕組み

妊娠成立までの道のりは、排卵→受精→分割→着床という過程があり、この過程のどこかで障害があると、妊娠が難しくなります。

 

卵子の排卵

 

女性の体内にある卵巣では、卵子を包んでいる卵胞が育てられます。たくさんある卵胞のうちの1つが成長し、20ミリ前後になると中から卵子が飛び出す「排卵」が起こります。排卵された卵子は、卵管の先にある卵管采がキャッチし、卵管に取り込まれ、ここで精子の到着を待ちます。卵子が飛び出した後の卵胞には血液が流れ込み、黄体に変化します。

 

一方、子宮の内側を覆っている子宮内膜は、一定の周期で状態が変化しており、子宮内膜は排卵期以降、次第に厚みを増して受精卵の到着を待ちます。

 

精子の到着

 

女性の膣内に精子が放たれると、精子は自ら動いて卵管に向かいます。一度の射精で放たれる数億個の精子のうち、子宮内に入れるもので数千匹、受精の場に達する精子で約100匹前後ではないかと言われています。

 

精子は、まず子宮頸管を通過し子宮体部へと入っていきます。更に子宮内を進み、子宮側から卵管内へと泳いでいきます。 そして、卵管膨大部で卵子と出会うのですが、この長い過程で多くの精子は脱落してしまうのです。

 

受精

 

精子は1分間に2〜3ミリの速度で卵子を目指して進んでいきますが、卵管に辿り着ける精子はごく一部で、その中のさらに1匹の精子だけが卵子の中に入り「受精」することができるのです。

 

精子と卵子には、それぞれの寿命があるため、受精にはタイミングが大切です。こうして受精した卵子を受精卵と呼びます。

 

卵子は精子が結合した後、後からきた精子の結合を妨げる作用を発揮し、精子が複数受精することを防ぎます。ときに一卵性双生児というケースもありますが、一卵性双生児が多発しない理由は、そういった卵子の作用によるものなのです。

 

着床

 

卵管膨大部で受精した受精卵は、2細胞、4細胞、8細胞、桑実胚へと細胞分裂を繰り返しながら子宮へ向かいます。子宮内に到達した受精卵は、排卵から数日かけて胚盤胞という状態になり、厚みを増して受精卵の到着を待っている子宮内膜の中にもぐり込むことで「着床」します。着床に成功すれば、妊娠の成立です。

 

子宮に受精卵が着床する確率を着床率といいますが、一般的に20〜30%程度といわれています。子宮で着床せず卵管や卵巣に受精卵が着床してしまった場合は、子宮外妊娠となります。

 

着床出血について

 

着床する頃に出血をすることがありますが、これを着床出血と言います。受精卵が子宮に着床するときに絨毛が子宮壁を傷つけることがあり、このときに軽い痛みや出血をすることがあるのです。着床出血は誰にでもあるものではなく、全く出血しない方も多いですし、あったとしても微量な出血がほとんどです。

 

妊娠の初期症状は?

 

妊娠初期症状として様々な変化が現れることがあります。着床出血を始め、胸が張る、下腹部の痛み、トイレが近くなる、食べ物の好みが変わる、頭痛、喉の渇き、だるい、などがあります。しかし初期症状にも個人差があり、何も変化を感じられない方もおられます。

 

妊娠検査薬について

 

ドラッグストアや通販などでも販売されている一般の妊娠検査薬で妊娠の有無を知ることができます。これは生理開始予定日の1週間後になると、99%の確率で妊娠判定ができると言われています。赤ちゃんを望んでいる方は、すぐにでも検査したい気持ちになりますが、あまり早い段階での検査は、正確な測定ができません。

スポンサードリンク

関連ページ

不妊症の定義
研究によると、妊娠を望む男女が避妊をせずに自然にまかせていると、一般的に1年以内に自然妊娠する確率は90%といわれています。