不妊症の原因と治療

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卵管障害とは?

卵管は片側の長さが約12センチ、内側の直径が約1ミリの、卵巣と子宮をつなぐパイプの役割を果たす器官ですが、この卵管が狭くなったり、塞がってしまったり、働かなくなってしまった状態を卵管障害と言います。

 

卵管の働き

 

卵管は、排卵した卵子を取り込んだり、精子や受精卵の通り道となります。この卵管が狭くなったり、塞がってしまったりすると、排卵された卵子が取り込まれなくなったり、精子と卵子が出会えなくなったり、受精卵が子宮まで到達できなくなってしまったりして、妊娠が妨げられたり、妊娠しても子宮外妊娠になりやすくなってしまうのです。

 

卵管障害のほとんどは自覚症状がない

 

卵管障害のほとんどは自覚症状がありません。卵管障害の有無を調べるためには、子宮卵管造影検査や、通水・通気検査をします。

 

子宮卵管造影検査とは、膣からカテーテルを挿入し、子宮内に造影剤を流し込み、それをX線撮影し、造影剤の流れ方で卵管の詰まりを確認できるものです。10分程度で終わる検査ですが、卵管に造影剤が通るときに多少痛みが生じます。卵管が詰まっていたり狭くなっていたりすると、痛みも強いようです。

 

造影剤を流し込むことによって、卵管の通りがよくなるので、軽い卵管の詰まり程度ならば解消され、検査後に妊娠する人もいます。

 

通水・通気検査とは、膣からカテーテルを挿入し、子宮内に水や空気(炭酸ガス)を送り込み、卵管が詰まっていないかを確認する検査です。X線設備のない病院で、卵管の通過性を確認する場合に行なわれます。子宮卵管造影検査ほど、正確な検査結果は得られませんが、同じように、この検査の後に妊娠に結びつくこともあります。

 

卵管障害が起こる原因は主に3つ

 

卵管が狭くなったり、塞がってしまったり、働かなくなってしまったりする原因として考えられているのは、感染による炎症、子宮内膜症による癒着、過去の手術による癒着などです。

 

感染による炎症で最も多いのは、クラミジア(性感染症)です。

 

卵管障害で妊娠を目指すには・・・

 

卵管の狭窄や閉塞、卵管や卵管周囲の癒着の状況や場所、患者の意向従って治療方針を立てることになります。卵管障害に対しては、卵管を使わずに妊娠が可能な体外受精が最も有効です。

 

卵管形成術などの方法もあります。卵管形成術は、先端に内視鏡のついたカテーテルを子宮から卵管に近づけ、バルーンを膨らませ、卵管の中にバルーンを進め、内視鏡で卵管内を直接観察し、詰まっているとこをを広げ、術後に自然妊娠を目指すという方法です。

 

腹腔鏡手術をおこなうこともあります。お腹に小さな穴をあけて、内視鏡を挿入し、卵管周囲の癒着をはがしたり、卵管形成術を施したりして、自然妊娠を目指すという方法です。

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